どうすれば勉強をやる気になってくれるのか?
お子さんは本当にやる気がないのでしょうか?
テストで悪い点数を取ってしまった時、お子さんも決して悪い点数で良いと思っているわけがありません。
誰でもテストで良い点数を取りたい気持ちを持っているものです。
では、なぜ勉強に対してやる気が感じられないのでしょうか?
答えは、簡単です。
どうやったら良い点数が取れるかが分からないだけなんです。
シンプルに考えると、勉強が分からなくなってきて、やる気がなくなってきているんですね。
これは、大抵のお子さんが陥っている状況です。
こんな状況から抜け出すためには、逆転の発想が必要です。
やる気を起こすには、まず結果を出してあげればいいんです。
つまり、テストで良い点数を取らせればいいんです。
「社会(歴史)」のような暗記をする科目の場合は、
試験範囲の中のすべてを覚えるのではなく、教科書の太文字になっている年号から暗記する方が効率がいいです。
また、ワークを解く時に、問題を解いてから答え合わせをするのではなく、答えを横に置いてそれを見ながら問題を解いてみて下さい。
これも効果的です。
「数学(算数)」のようにステップアップしていく科目の場合は、どこから分からなくなっているのかを突き止めて、あやしいところから「できた!」を積み重ねていくのが効率的です。
このように教科によって様々ですが、まずは早く結果がが出る勉強法をさせて、勉強って「問題が解けるようになると楽しい!」と思い込ませる事から始めていきましょう。
もう一つは,お子さんの良い所を見つけてどんどん褒めてあげることです。
人は誰でも褒められると嬉しいですし、褒められると「じゃあ、次も頑張るぞ!」とやる気になると思います。
私たち親は、子どもが産まれた時は「かわいい、かわいい」でした。
しかし、子どもが大きくなるにつれて、どうしても悪い所ばかりが目についてしまいがちです。
そして、ついつい怒ってしまいます。
特に小学高学年・中学生になると、学校のテストの点数だけで判断してしまいますよね。
そこで、これから先の提案なんですが、テストの結果だけで判断するのではなく、そこまでの過程を大切にしてみて下さい。
例えば、普段10分しか勉強してないお子さんが、20分やっていたら、「いつもの倍頑張ったね!よくやったね!」と褒めてあげて下さい。
テストで満足できる点数が取れなくても、少しでも前回より点数が上がると
「なんで毎回こんな点数しか取れないの!」
ではなく、
「おっ、前回より点数上がったね!」
「頑張ってたもんね!」
「この調子で頑張ったら、次回はもっと点数が上がりそうだね!」
と褒めてあげて下さい。
一番身近にいるわけですから、お子さんの良い所はたくさん見つけられるはずです。
積極的に探し出し、どんどん盛り上げる言葉を投げかけていきましょう。
もっともっと褒められたいと・・・
お子さんは、期待に応えてくれるでしょう。